「子どもが勉強しないんです」にはまずお母さんの気づきから

私にはずっと気になっていたことがありました。

大学4年生、すでに成人した息子ですが、彼は私をお母さんとしてどう思っているのだろう。。

子育てはお母さんだけがするものではありません。

そうは言っても、園にあがる前、一日のほとんどを私と一緒に過ごしていたので

彼の思考や行動は、私の考え方、育て方によるところは大きかったと思います。

彼が小さい時、私の「べき」にあてはまらないと不安になり

手を出し、口を出し。

心配だからなんでもやってあげてしまう。。

私はそんなお母さんでした。

子どもは、言った通りに育つもの。

そんな勘違いに気づかせてくれたのは、息子が中学を転校した時でした。

今立ち止まって考えて☆息子からのメッセージ


その後、地元の中学校から、県立高校を受験した息子は、当時も今も、高倍率 人気の進学校に通い始めました。

よかった。

これで一安心。

そんなふうに思いました。

野球部に所属し、学校で1番きつい部活で頑張っていましたが

基本は勉強です。

進学校なので課題もたくさん。

部活と勉強の両立はかなり難しく、

時々学校を休むこともありました。

3年生の夏休み以降は、続けて休むことも多くなり

まだまだ、彼は、なにかやり残して成長してきてしまったことがあるんだな、、

と、 思っていました。

彼が、、です。

野球部の引退式も終わり

寒くなり始めた頃、

彼は学校を辞めることを決めました。

あともう少しで卒業なのに。

せっかく入った学校なのに。

そんな思いばかり先に立ち

彼自身を見る。
彼の本当の気持ちを考える余裕は私にはありませんでした。

彼が学校を辞めた後の生活の中で、

私はたくさん本を読みました。

暗いトンネルの中で、灯りが欲しいと思い、探しました。

そんな中 出会った一冊の本。

ようやく

彼はなぜ、、彼はどうして、、、と思っていては何も変わらない。

どこへも進めない

まずは、私が変わらなくちゃと気づけたのです。

 
その後の彼は高卒認定試験を受け、大学に合格。

息子は4年前に親元を離れました。

大学入学後はシャキッと勉強に励むのかと思いきや

野球部と両立?しながら?

追試を受けたりする生活を

昨年までは送っていました。

私が変わらなきゃ、その思いは変わらず、課題を見つけて解決するよう取り組む。行動し続ける

きっとそんな背中を見ていてくれるはず。

そう信じて私達は日々を過ごしてきました。

息子は、今、自分がいる場所を

本当はここにいるはずじゃなかった。

お母さんのせいだ。

そんなふうに思い、恨んでいるんじゃないだろうか。。

ずっと誰にも話さず心にしまってあったこの気持ちを

11月に恩人のお見舞いに夫と息子と3人で行った帰り道。

夫に初めて話しました。

「それは無いと思うなあ。

俺にはこんなことを言っていたよ。」

と夫の口から出た彼の言葉は

「今まで、僕、だらだら過ごして来ちゃったけど、、

お父さん、お母さんが、人から、こんな風な子育てして、あの人達は、、

なんて思われるのはいやだな、と思ったんだ。

だから、しっかりしないと、とやっと思えるんだ。」

というものでした。

今年度は、野球部でもキャプテンを任され
勉強も今までと、ちょっとちがうことは
気づいていました。ずいぶん遅いですが、、(๑>◡<๑)

人からどう思われるか、、昔の私なら気にしたかもしれません。

今は、人にどう思われても

彼は彼。

私達の大切な息子であることに変わりはありません。

だけど、そんなふうに思ってくれるのは

とても嬉しく、

「そんなふうに思っている人のことを、嫌ったり恨んだりしてはいないと思うよ」という夫の言葉に

帰りの車中、またまた涙が止まりませんでした。

私の運転じゃなくて本当によかった。

そんなことがあった数日後

私はある本に出会いました。

エッセイスト 藤田市男さんの「ママが好き」という手作り絵本。

娘のヘアカットで、カットハウス リバティ さんにおじゃましていた待ち時間に、その本に出会ってしまいました。

1ページを読み終わった時すでに

私の目から涙が溢れてどうすることもできなくなっていました。

カット待ちのお母さんが泣いている、、はたからみると謎の画です。。

私が息子を育てているとき思った感情が言葉となり

そこに書かれていました。

そして、最後のページの

「この子はあなたのことが大好きですよ」

という言葉とあの日の息子の言葉。

うん、そうだ、みんなやっぱりお母さんが好きなんだ。

重なった言葉は3倍くらいになって、押し寄せて

心の中で固まっていた塊を溶かしてくれました。

今ではこの本は私の宝もの。

松田歯科医院のキッズルームに来る親子さんにも読んでほしくて

追加で作ってもいただきました。

私の本を貸してあげた子育て中のママスタッフさん。

泣きながら私のところに来て

「私も一冊欲しいです〜」

仕事中なのに、大人を泣かせてしまいました。

キッズルームに一冊と、スタッフさんへも

後日、藤田さんのサイン入りで、手元に届きました。

子育てには正解がなく、ママだって最初からママだったわけじゃなく

時に迷い、自分を責めてしまいがち。

私のように、大丈夫だよって言ってもらえて

そうだねってまた明るくなれる、自信が持てるママ達が増えたらいいなあ。

キッズルームの絵本はいつでもお貸出しします。

嬉しい言葉を残してくれた私達の息子ですが

どうやら

彼女ができたそうなのです。

同じ目標に向かって頑張る仲間でもある彼女がいることは

きっと彼にとって大きな支えになっていることと

嬉しく思います。

私達家族以外の誰かが

私達の息子を愛おしく思ってくれるって

なんだかとっても素敵なこと。

ありがとう。ありがとう。ありがとう。

生きていれば いいこともそうじゃないこともたくさんあります。

1人では乗り越えられないことも

家族や夫、本音で話せる周りの全ての人に支えられ

今があることに、心からありがとう。と思うのです。

子育ては、まだまだ進行形。

これからも、いろいろなことが起こることでしょう。

宝物の本とともに、お母さんを楽しみながら、

まだまだ修行します♪